GT-R

皆さん、GT-Rって聞いてすぐに「日産」と思うか「プリンス」と思うか、「桜井」または「水野」って頭に浮かぶかでその人の年代が大体わかります。僕は「日産プリンス」「桜井」「R32]の時代ですね。平成元年式のシルバーのR32に乗っていましたが、あまりにも毎日暴走族や自称走り屋さんが「あ!GT-Rだ」と車間距離すれすれまで寄ってくるので、ジャパンターボの時にエンブレムを外したように、エンブレムを外してウイングも取り去り(結構面倒、ウイングが8キロも有ったのでばねを変えないとトランクを開けたとたんにアッパーカットを喰らう)、エンブレムデチューンして乗っていました。欠点は180キロ位のコーナーリングでリアが滑りやすくなったことですかね(笑)

さて、前置きが長くなりましたが、名設計者水野氏が63歳で日産を退職され(もったいない事ですね。70歳~80でも頭は明瞭でしょうに)台湾の自動車メーカーに就職されました。

水野和敏氏は日産自動車の元エンジニアで「日産GT-R」などを手掛けたが、台湾の自動車メーカー、裕隆汽車の開発担当子会社で新たな挑戦に取り組んでいる。今後3年で欧州プレミアムブランドに匹敵する品質の車を世に出したいとしている。

裕隆の子会社ハイテックの副社長と日本法人最高執行責任者(COO)に昨年就任し、車両開発を任されている水野氏(63)が3月、神奈川県厚木市内でのインタビューに明らかにした。欧州メーカーの競争が激しい排気量1.5-2リットルのエンジンでターボチャージャーを搭載し、日本円で300万円程度の車を想定して、複数のプラットホーム(車台)や車種の開発を進めるという。

水野氏は日産のエンジニアとして、初代「プリメーラ」や「R32スカイライン」など数多くの車両開発を担当。2007年発売の日産GT-Rでは、余裕のある後部座席とトランクスペースを確保するなど日常的な利用にも配慮しながら、停車状態から時速100キロメートルに達するまで2.7秒と市販車としては世界最高レベルの加速性能を実現。日産復活の象徴的な車と位置づけられた。その後、13年に日産を退社していた。

水野氏は「欧州でも一番の激戦区に行ってトップブランドと同じレベルのものをつくりたい」とし、台湾発でメルセデスベンツやアウディ、BMW、ボルボなどに匹敵する「世界トップレベルの車づくりを目指す」と話した。価格は欧州メーカー以下にしたいという。当面は台湾と中国で販売するが、将来は欧州への投入も視野に入れているという。

自動車調査会社、カノラマジャパンの宮尾健アナリストは、水野氏の実績について「歴代の日産の中でも評価の高い車をつくり、それをビジネス的に成功させてきた」と指摘。水野氏の挑戦が成功すれば、年間売上高が1200億台湾ドル(約4600億円)程度の裕隆汽車が「中華圏初のプレミアムブランドに大化けする」可能性もあると話した。

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