【無電極ランプとは】
無電極ランプはその名の通りに、電極の無いランプです。無電極ランプは「Low Voltage Discharge」の頭文字を取ってLVD又はLVD照明と呼ばれる場合も有ります。蛍光灯や水銀灯などの通常の照明器具は電極が劣化したり切れたりすっることによって寿命となりますが、無電極ランプはそもそも電極が無いので長寿命となります。但し、新品の時の70%の明るさになった時を寿命と定義しています。「エコ太郎」のランプ寿命は6万時間です。
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【瞳孔ルーメン】
無電極ランプ「エコ太郎」は、演色性(太陽の光に近い事)が高く、自然な光が空間的に広がる性質を持っています。チラつきや眩しさが無く目に優しいのに明るい次世代の照明です。無電極ランプは、照度計で計測した(ルクス)では表せない明るさを体感出来ます。機械で測った明るさではなくて「人間の目で見た明るさ」。これが照明の命です。
瞳孔ルーメンとは光の眩しさによって目の瞳孔が閉じるか開くかを数値化したものです。例えば普通の蛍光灯を1とすれば、水銀灯やLEDは0.8、無電極ランプの「エコ太郎」は1.92と倍以上の明るさに感じるのです。夜間の道路工事に使っている提灯のような照明が眩しき無いのに隅々まで良く見えるのと同じです。
【明るい理由】
無電極ランプ「エコ太郎」は発光体の面積が水銀灯やLEDに比べて大きいので、直視しても残像が残りません。これは瞳孔が閉じない事を意味します。このために上記の瞳孔ルーメンが水銀灯やLEDに比べて2倍以上になり、同じ照度(ルクス)ならば2倍明るく見えます。例えれば、夜間の道路工事で使われている提灯のような照明が眩しくないのに隅々まで良く見える現象と同じです。人間の瞳孔は直径が2ミリ~8ミリの間で変化するので、面積では5倍の変化が起きます。
また、無電極ランプは3波長で発光するために自然な光で物を見る事が出来ます。
【設置例】
無電極ランプは現時点ではあまり知名度が無い照明かも知れません。
しかし、皆さんも良くご存じの首都高「レインボーブリッジ」のライトアップ照明として採用されています。ドライバーにとって眩しさは事故の事故の元です。単に機械で測って明るいだけでは本当の照明とは言えません。色々な検討の結果から、省エネルギーで長寿命、眩しくないのに高輝度である無電極ランプがレインボーブリッジの照明として選ばれています。
(詳細は「首都高 レインボーブリッジのライトアップ」でググって下さい)もっと知りたい方はQ&Aや無電極ランプをご覧ください。照度を設計する際はJIS照度表が参考になります。