照明の寿命の定義
さて、みなさんは色々な物に(生き物も)寿命が有る事はご存じだと思います。
照明の寿命と言うのは今までの電球の時代は非常に簡単でした。設置された電球の半分が切れた時がその電球の寿命なんですね。
これはナトリウムランプや水銀灯、メタルハライドやセラミックメタルハライドランプなどにも言える事です。
ですから水銀灯の寿命が12000時間と言われていても実際には12000時間経過した時には50%は切れていると言う事になります。
ですから1万時間位では70~80%の球が切れていると言う事になります。銅鉄トランスで出来た安定器は単純な構造で歴史も長いので、電球の寿命がほぼそのまま照明の寿命でした。切れる前の照度は新品の50%以下になっている場合が多く、すぐに暗くなる傾向が有ります。
さて、世の中で脚光を浴びているLEDですが、4万時間~5万時間と言われていますが、これはLED素子の寿命であって照明器具の寿命では有りません。LEDやLVD照明(無電極ランプ)のように基本的に切れる事が無い証明素子の場合は新品の時の70%の明るさになった時が寿命と定義しています。
LED素子自体は実は非常に高温になるのではんだ付と基盤と放熱板の結合が非常に大切なんです。どれくらい高温かと言うと、もし、放熱板が無かったら1秒以内にLEDの素子自体がレンズごと溶けてしまうくらいの240~280度c位の高温になります。ですから、家庭用のLED伝教は電球100W相当のものしか販売してないのです。放熱できなくて家事になったら大変ですからね。B787と言う最新の航空機は照明にLEDを使っていますが、放熱板と機体の間に防火壁を入れて火災防止を行っています。
重量も問題が有ります。例えばエコ太郎は3Kgですが、同じクラスのLED照明は例えば東芝のLEDJ-20021WN-DJ2だと10.6Kgも有りますし、1000Wクラスになると20キロ以上の製品が多数あります。高価なアルミをこれだけ放熱板に使用して果たして「節電」と言えるのか不思議で仕方ありません。何故ならアルミは製錬するときに大量の電気を使用するからです。1円玉を作るのに5円かかると言われています。
また、インバーターに使っている回路上の部品なども壊れるとLEDは不点灯になり、球切れと同じ状態になります。
中国製の安いLED照明が一昨年や昨年の猛暑を乗り越える事が出来ずに大量に故障したのは安い部品を使って、いい加減な組み立てをしてる場合が多いからです。
LVD照明(無電極ランプ)はLEDのように発熱しませんし、夏場でも80度位ですからなんとか手で触れる程度です。
放熱板が不要ですから、軽く作ることが出来ます。回路設計もコイルに電磁波を流すだけなので構造は単純です。どれくらい単純化と言うと中学の技術家庭で製作した3石ラジオに毛が生えた程度です。問題は中心的な部品をどうするかです。寿命を大きく左右するのはコンデンサーですが、エコ太郎は国内でNO1のメーカーのコンデンサを採用しています。LVD照明は60%の明るさまで使った場合は10万時間と言う結果が実証されています。
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