光の色温度
光の色は昼光色から白、電球食までの順に下記の表のようになります。色は通常、色温度(K ケルビン)という単位で表します。
色の名前 | 色温度の範囲 | 中心の色温度 | 説明 | 記号(JIS) |
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昼光色 | 5700 – 7100K | 6500K | 晴天の正午の日光の色 | D |
昼白色 | 4600 – 5400K | 5000K | 晴天の正午をはさんだ時間帯の日光の色 | N |
白色 | 3900 – 4500K | 4200K | 日の出2時間後の日光の色 | W |
温白色 | 3200 – 3700K | 3500K | 夕方の日光の色 | WW |
電球色 | 2800- 3100K | 2800K | 100Wの白熱電球の色 | L |
光の色と明るさは独立していますが、色と明るさは関連があり昼光色が器具は明るく見えますが、実際に昼光色の下に手をかざすと少し健康的でない色に見えます。ですから、病院(特に診察室や病室)では絶対に昼光色は使いません。使うとしたら昼白色か白色それも3波長のものを使うようにします。
照明は器具が明るく見えても仕方が有りません。床や壁、品物や作業台などが明るく見えなければいけないのです。プロライトのLVD照明「エコ太郎」は5000Kを採用しています。また、光の分布のピークを550nmにチューニングすることによって人間の目で見た明るさを追及しています。
下の写真を見比べて下さい。左は540nmのランプで右は550nmのランプです。同じ5000Kですが段ボールの色は右の方が自然に見えます。照度計で測った数字は殆んど変わらないのですが、両方並べると右の新型ランプの方が圧倒的に明るく感じます。