FZ750
ちょうど30年位前にヤマハのFZ750に乗っていました。当時はメーカーの自主規制で排気量は750ccまで、馬力は77馬力で横並びでした。まあ、それでも400から乗り換えるとかなりの衝撃でしたけどね。その前に川崎のNINJA750に乗ってたんだけど、あまりにも故障ばかりだったので嫌になってヤマハに乗り換えました。なんとステアリングのテーパーベアリングが壊れて直進状態でほぼロックしてしまい、ハンドルが切れなくなったんですね。しかも小豆島への一泊ツーリングの往路で故障したのでコーナーリングは大変でした。ハンドルが切れないので後輪を滑らせてまるでモトクロッサーのように足を出しながら曲がっていました。帰って来てから修理待ちで半年かかると言われてすぐに店に「責任とれ」と高額で下取りさせてFZ750に乗り換えました。
馬力規制をどうやってたかというと、マフラーの手前でエキパイの直径を面積で50%位に絞ってました。
そこを金鋸で切断してミクニキャブレターに電話して輸出用のジェット等の部品番号を入手して(20ケタ有った)ヤマハへ発注したら「こんな番号無いで」と言われましたが「いやミクニ品番やからそのまま発注して」と頼んだらなんと2日後には部品が入りました。
これで輸出用のフルパワーになったわけですが、なんと0-100キロが3.3秒と言うばけものバイクでした。
で、博多までぶっ飛ばして行ったら3時間半で到着したんですが、着いた時には後輪が溶けてしまって新品のタイヤからワイヤーが見えていました。