ボール型無電極ランプ
さて、今日はボール型無電極ランプについて書いてみようと思います。
世の中の無電極ランプは大きく以下の3つのタイプに分かれます。
1:サークル(丸型)
2:スクエア(四角)
3:ボール(電球タイプ)
の3種類です。
無電極ランプを光らせているのは電磁波なんですが、簡単に磁力線に絞って説明しましょう。
例えば、トランスの場合は下図のように磁束が鉄芯の中をぐるぐる回りますので、鉄芯の磁化が起きない限りほぼ99%の変換効率が有ります。
無電極ランプの1:サークル(丸型)2:スクエア(四角)はこのトランスと同じように磁力線が蛍光管の中をグルグル回りますから非常に効率が良いと言えます。
さて、3のボール型の場合はどうでしょうか?簡単な原理化下図のように棒磁石のように巻いたコイルから磁界が発生します。
この図を見てマイナス部分が1カ所あるんですが解りますでしょうか?地球なら北極と南極の両方にオーロラが出来ますが、ボール型無電極ランプだと南極の部分に芯材が有るため、ここで発光出来ないんですね。そこを色々と頑張ってルーメンを稼いでいるようですが寿命は3万時間とサークルの半分しか有りません。まあ、かなり無理している感じがしますし、業界の情報を色々調べてみるとボール型での失敗例がかなりあるようです。他にも重大な欠陥も有るんですが、ここに書くとマネされるので書かずにおきます。
プロライトは、ボール型の検討もしましたが、以上の理由でサークルタイプを採用しています。