シマウマの顔が長い理由
現在のウマは「シマが消えたシマウマ」で、シマウマはウマの祖先だと言われています。
シマのおかげでブッシュに隠れてライオンなどから襲われないようにしています。馬は人間に飼われるうちに襲われる事が無くなりシマが消えて行きました。
その進化に大きな役割を果たしたの、がっちりとした大きな歯。しかし、大昔のウマたちは今より丸顔で歯も小さく、柔らかい葉や草を食べていました。あるとき、大規模な気候変動で緑の大地は枯れ、後に残ったのは乾燥した草原だけになりました。
そので、シマウマやウマ達は、生き残るために固い草でも噛み砕き、すりつぶせる巨大な歯を発達させていきました。大きな歯を支えるためには歯ぐきに埋まる歯の根も長くしなければなりません。上の歯の根の有る位置は目の真下。丸顔のままでは長い歯の根が突き刺してしまうために、口そのものが前へ前へと移動し、おなじみの長い顔が誕生しました。
「ウマづら」と言われる彼らの顔には、命がけの進化が有ったのです。